軍事事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 08:01 UTC 版)
精密機械加工に秀逸であったため、その技術を応用した機関砲の製造によりかつてはスイスを代表する兵器メーカーとして名を馳せていたが、その兵器部門は1999年にラインメタルにすべて売却され、現在のエリコンには兵器部門はない。日本でも零式艦上戦闘機に搭載された九九式二〇ミリ機銃はエリコン20mm機関砲をもとに開発されたもので、戦前からエリコンFF系機関砲を設計したメーカーとして知られている。他にも有名なバルカン砲はアメリカのゼネラル・エレクトリックの製品であるが、その通称はエリコンの登録商標である。また、1954年に三菱重工との提携で作られたエリコン旋盤の名称でもその名が知られている。 エリコンの旧兵器部門はエリコン・コントラヴェス・パイロテック (Oerlikon Contraves Pyrotec AG) として、1950年代後半にエリコン35mm連装機関砲を開発し、機関砲とレーダーを連動させた防空システムの開発にも乗り出した。親会社であったエリコン・ビューレホールディング (Oerlikon-Buhrle Holdings AG) が、1999年に兵器部門をラインメタルに売却した。 主な製品 エリコンFF 20 mm 機関砲 エリコンKA 20 mm 機関砲 エリコンKB 25 mm 機関砲 エリコンKC 30 mm 機関砲 エリコンKD 35 mm 機関砲 シー・ガード ADATS (Air Defense Anti-Tank System)
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