軍事への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 13:44 UTC 版)
スミスの作品は1930年代から1970年代にかけて多くの科学者や技術者に読まれた。スミス作品の軍事的アイデアが現実になったものとして、戦略防衛構想(『三惑星連合軍』)、ステルス性(『グレー・レンズマン』)、OODAループ、C3軍事システム、AWACS(『グレー・レンズマン』)などがある。 議論の余地がない影響は、1947年6月11日付けのジョン・W・キャンベル(《レンズマン》シリーズの多くを出版したアスタウンディング誌編集長)からスミスへの手紙に現れている。その中でキャンベルは海軍艦長C・ラニング中佐 がアメリカ海軍の艦船の戦闘指揮所(CIC)にスミスの戦闘状況表示のアイデア(作中では "tank" と呼ばれている)を借用したことへの許可を求めてきたと書いている。C・ラニング中佐は、1943年前後に、駆逐艦にCICを導入するためのプロジェクトチームを主導しており、スミスのアイデアは第二次世界大戦中に実際に使われ、日本海軍相手に大きな成果をあげたという。
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