車室内突起物規制
クルマの室内装備品への乗員の接触による受傷を軽減させるため、室内部品の突起量、曲率半径および衝撃吸収力などを規定した基準をいう。日本では前席前方のインスツルメントパネルや座席後面、およびヘッドレストなど乗員の頭が当たる範囲の衝撃吸収力について規定しているが、日本が基準調和を進めている欧州のECE規則では、最後席から前方全範囲の内装品の要件を規定している。例えば曲率半径については、頭部または脚部模型が接触し、かつ硬さがショアA50以上の箇所は、半径が2.5または3.2mm(場所によって異なる)以上なければならない。なお、ショアA50未満の軟らかい箇所は、その支持構造物に対して規定の曲率半径が要求される。
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