起立性低血圧

血液用語辞典

起立性低血圧 ( orthostatic hypotension )

急に直立姿勢を取ったとき、急激に血圧が低下（10～20mmHg以下）する病態のこと。背後に特定の病気が隠されていることはほとんどなく、おもに自律神経の乱れによって血圧のコントロールが乱れたために起こる現象です。よくみられるのは思春期の男女で、急激な血圧の低下により、動悸や立ちくらみなどの症状をともないます。しかし、頭痛や腹痛がともなったり、頻繁にくり返すような場合は「仮面うつ病」などの心身症が潜んでいることもあります。