走り幅跳びにおける「はさみ跳び」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 07:47 UTC 版)
「はさみ跳び」の記事における「走り幅跳びにおける「はさみ跳び」」の解説
走幅跳における「はさみ跳び」は、シザース、ヒッチキックともいわれる。踏み切りの際のリード脚の引き上げを強調し、空中では腕を回すのに合わせて1歩か2歩の走行に似た運動を行う。最後は前方に脚を揃えて、上体をそらした姿勢で着地することも多い。はさみとびが効果的となるのは5.5~6m程度の跳躍からで、それに満たない場合は「かがみ跳び」「反り跳び」が適している(5m程度の跳躍ではさみとびを試みると、空中動作を完遂できないことがほとんど)。反り跳びの動きが混ざっていたり、分別できないこともある。三段跳びの「ジャンプ」に見られることもある。 日本では脚の交番(シザース動作)で捉える人が多いためオーソドックスなはさみ跳びは「1回半シザース」とされ、主に8メートルジャンパーが行う空中で二歩分動くものは「2回半」のシザースという。米国などでは膝の前方への振り上げ(ヒッチキック)で数える場合がありオーソドックスが3回もしくは2回半、ハイレベルは4回もしくは3回半となる(踏み切りのリード脚の引き上げを含めて数えている)。 1回半シザース=2回半ヒッチキックの選手 森長正樹 ボブ・ビーモン 2回半シザース=3回半ヒッチキックの選手 森長正樹(日本記録当時) カール・ルイス マイク・パウエル イバン・ペドロソ
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