資格停止処分前の動向
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2015年6月2日、FIFAのゼップ・ブラッター会長が汚職事件の余波を受けて引責辞任を表明したことを受けて、鄭は立候補の検討を表明した。鄭については2002年のワールドカップで審判買収疑惑があったという指摘もある一方で、BBCは立候補者ベストイレブンの1人として鄭を選出した。鄭はブラッターの即時退任を求めており、6月5日にはCNNに出演してブラッター体制を厳しく批判した。6月6日にはUEFAのミシェル・プラティニ会長を含むFIFA関係者10人と会談を設定するなど精力的に動いた。 2015年8月18日、鄭は訪問先のパリで、次期FIFA会長選挙への出馬を宣言した。この翌日の19日、ブルームバーグは、パキスタンに40万ドルを寄付し、同年に大地震が起きたハイチには50万ドルを支援した件について、FIFAが鄭を調査していると報じた。この寄付金が送られた時期は、2011年1月のFIFA副会長選挙の時期と一致している。鄭はこの時の副会長選挙では敗北している。鄭は、この報道に対して「慈善寄付金さえ政治的に利用しようとするFIFAのネジ曲がった反倫理的な態度を非難する」と不快感を表明した。 現代重工業の労働組合は、賃金交渉を有利に進めようとする狙いから、現代重工業の大株主である鄭の落選運動を行うと発表している。国際サッカー連盟の本部があるスイス・チューリッヒに落選運動団を派遣し、デモなどを実施するとしている。
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