警察署前電停までのルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 09:59 UTC 版)
「甲府駅前駅」の記事における「警察署前電停までのルート」の解説
上述の通り当電停は1953年を境に大きく変化しているが、当電停から警察署前電停までの区間についても例外ではない。 開業時からのルートは当電停を西に出て駅前広場と「三角地帯」を抜けた後、現在の平和通りに相当する区間を経て県会議事堂・県庁の西を通り、その敷地が切れるところで東に進路を変えるという鍵の手形の進路で舞鶴通りに入るというもので、甲府駅の真正面、目抜き通りを走行していた。 これが1953年の電停移設以降は電停から東に出て舞鶴公園(甲府城址公園)横を南に抜けてまっすぐ舞鶴通りを抜けるように変更された。このように思い切った変更を加えたのは、山梨交通が公園利用者や県庁職員の利用、また国鉄とのホームを通じた連絡運輸を期待したためであった。 しかしこの新規ルートは直線ではあったが、当電停周辺は駅の裏手という雰囲気が否めなかった。会社自身はかなり意欲的な意図を持って行ったルート変更であったが、実際には新しく造られた道は中央本線で行き止まりとあって人も車もほとんど通らず、しかも未舗装の狭い道という状態で、併用軌道ではあるがほとんど電車線専用道路の様相を呈するうら寂しい道となっていた。 なお開業時、この旧ルート上の甲府駅前電停との間に「県会議事堂前」「県庁前」の2つの電停があり、ルート切り替えの際に廃止されている。また、この切り替えにより営業距離が0.1km縮まっている。
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