諱の読みについてとは? わかりやすく解説

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諱の読みについて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:07 UTC 版)

桃井直常」の記事における「諱の読みについて」の解説

諱(実名)である「直常」の読みは、『太平記』関係の書物や『本朝百将伝』(画像参照)など、後世の創作物では「なおつね」とされることもあるが、『若狭国守護職次第中に桃井駿河守忠常」、『若狭国今富名領主次第中に桃井駿河守忠経」と、いずれも誤記ではあるものの、「ただつね」と読んでいたことが窺え、『国史大辞典』でも森茂暁が「直常の訓みは『若狭国守護職次第』によって「ただつね」とするのが妥当と考えられる」との見解示している。また、関東において足利方として活動していた茂木知政(茂木氏)の軍忠状に「桃井兵庫助貞直」なる人物建武4年1337年9月18日付で副状記しているが、その花押が同5年1338年7月4日付の書状中の直常の花押同一であることから、貞直と直常は同一人物であり、建武4年9月18日から翌5年7月4日の間に「貞直」から「直常」に改名したことが判明している。阪田一によれば、この間建武5年2月28日に、伊勢から奈良入った北畠顕家の軍を奈良般若坂の戦いで破ったにも拘わらず高師直にその軍功無視されたので、対す足利直義党への旗幟明らかにし、それに伴って直義ただよし)の偏諱を賜って改名したといい、前述のように当時史料で「ただつね」と読まれていたことはこのことを裏付けるものと言える。尚、「直」の読みについては、弟たち息子たちにも同様のことが言える

※この「諱の読みについて」の解説は、「桃井直常」の解説の一部です。
「諱の読みについて」を含む「桃井直常」の記事については、「桃井直常」の概要を参照ください。

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