計算例:台形公式とは? わかりやすく解説

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計算例:台形公式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 14:20 UTC 版)

選点法」の記事における「計算例:台形公式」の解説

例として、上記常微分方程式対しc1 = 0c2 = 1 を選ぶとしよう(よって n = 2)。近似解 p(t) は2次多項式であり、選点法による方程式 p ( t 0 ) = y 0 , {\displaystyle p(t_{0})=y_{0},\,} p ′ ( t 0 ) = f ( t 0 , p ( t 0 ) ) , {\displaystyle p'(t_{0})=f(t_{0},p(t_{0})),\,} p ′ ( t 0 + h ) = f ( t 0 + h , p ( t 0 + h ) ) {\displaystyle p'(t_{0}+h)=f(t_{0}+h,p(t_{0}+h))\,} を満足する計算簡単にするために、p を以下の形で書く。 p ( t ) = α ( t − t 0 ) 2 + β ( t − t 0 ) + γ {\displaystyle p(t)=\alpha (t-t_{0})^{2}+\beta (t-t_{0})+\gamma \,} 上記方程式系用いて未知係数を解くと α = 1 2 h ( f ( t 0 + h , p ( t 0 + h ) ) − f ( t 0 , p ( t 0 ) ) ) , β = f ( t 0 , p ( t 0 ) ) , γ = y 0 . {\displaystyle {\begin{aligned}\alpha &={\frac {1}{2h}}\left(f(t_{0}+h,p(t_{0}+h))-f(t_{0},p(t_{0}))\right),\\\beta &=f(t_{0},p(t_{0})),\\\gamma &=y_{0}.\end{aligned}}} であることがわかる。したがって対応する選点法次の公式で(陰的に)与えられるy 1 = p ( t 0 + h ) = y 0 + 1 2 h ( f ( t 0 + h , y 1 ) + f ( t 0 , y 0 ) ) , {\displaystyle y_{1}=p(t_{0}+h)=y_{0}+{\frac {1}{2}}h\left(f(t_{0}+h,y_{1})+f(t_{0},y_{0})\right),\,} ここで、y1 = p(t0 + h) は t = t0 + h での近似解である。 この方法は微分方程式における台形公式として知られている。確かに方程式を以下のように書き換えって(数値積分における)台形公式近似することから上記の公式を導出することも可能である。 y ( t ) = y ( t 0 ) + ∫ t 0 t f ( τ , y ( τ ) ) d τ , {\displaystyle y(t)=y(t_{0})+\int _{t_{0}}^{t}f(\tau ,y(\tau ))\,{\textrm {d}}\tau ,\,}

※この「計算例:台形公式」の解説は、「選点法」の解説の一部です。
「計算例:台形公式」を含む「選点法」の記事については、「選点法」の概要を参照ください。

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