言語としての記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 00:07 UTC 版)
Self のオブジェクトは「スロット」の集まりである。スロットとは、値を返すメッセージであり、スロット名の後にコロンをつければ値をセットするメッセージになる。例えば、"name" というスロットがあるとする。 myPerson name これは name の値を返す。 myPerson name:'gizifa' これは値をセットする。 Self は Smalltalk と同様「ブロック」を使って処理の流れを制御する。メッセージを受け取るメソッドはスロット群以外にコードを持つオブジェクトであり、任意のスロットの値としてメソッドを格納できる。メソッドの持つスロットは引数や一時変数として使われる。いずれの場合も文法的には同じである。 Self ではフィールドとメソッドに区別はなく、どちらもスロットである。メッセージによるスロットアクセスで Self の文法の大部分が説明されるため、自分自身(self)へのメッセージも多い。そのため "self" は省略できる(また、これが言語名の由来)。
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