解析手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 16:04 UTC 版)
1984年に公表され、基礎となる解析法であることから、熱帯低気圧を衛星画像により解析する手順が、WMOをはじめとして公開されている。複数で公表されているが、根本的には同じであるので、解析手順を記述してあるマニュアルの手順で解説する。 可視画像および赤外画像で解析するが、赤外画像にあっては精細度の高い画像の他に、温度スケールに沿って強調処理した画像が用いられる。俗にドボラックスケール画像や、強調処理画像という場合があるが、ドボラック解析用の強調スケールに変換した画像が使用される。スケール表現と温度の関係は次の表による。温度範囲(K)は、極軌道衛星によって得られるサウンディングデータから解析知る際の温度対照表である。 パターン略号温度範囲(C)温度範囲(K)WMG +9度以上 282K以上 OW +9 - -30 度 243 - 282 DG -31 - -41 度 232 - 242 MG -42 - -53 度 220 - 231 LG -54 - -63 度 210 - 219 B -64 - -69 度 204 - 209 W -70 - -75 度 198 - 203 CMG -76 - -80 度 193 - 197 CDG -81 度以下 192以下 表1 ドボラック法で用いる温度階調の名称と範囲
※この「解析手順」の解説は、「ドボラック法」の解説の一部です。
「解析手順」を含む「ドボラック法」の記事については、「ドボラック法」の概要を参照ください。
- 解析手順のページへのリンク