角について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 21:12 UTC 版)
「ユニコーン#ユニコーンの角」も参照 中近世ヨーロッパでは、ユニコーンの角には解毒作用があるという伝承があったため、ユニコーンの角と偽ってイッカクの角が売買された。 江戸時代の日本でも、オランダ商人を通じてイッカクの角がユニコーンの角として輸入されており、「烏泥哥兒」(うにかうる、うにこーる)などと呼ばれていた。ユニコーンの角は今村源右衛門(今村英生)や青木昆陽によって紹介されており、当時の百科事典『和漢三才図会』にも掲載されていた。そのようななかで、木村兼葭堂(木村孔恭)は『一角纂考』を著した。同書では、オランダ人による北極捕鯨誌などをもとに、西洋のユニコーンの伝説だけでなく、その正体であるイッカクの生態や詳細な骨格、さらには珍しい二本角のイッカクのことも紹介している。
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