観光公害への打開策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:58 UTC 版)
「2020年京都市長選挙」の記事における「観光公害への打開策」の解説
現職である門川が当選した2016年の市長選では「宿泊施設の増加」を公約に掲げていた。門川には訪日観光客の急増を見込んでのことだったが、客室数は予想以上に増えて飽和状態になり、交通混雑や騒音などの観光公害(オーバーツーリズム)を引き起こすようになった。門川は違法民泊対策や観光客の分散化を進めたが、市内中心部は宿泊施設の乱立したことによって地価高騰を起こし、オフィスや住居が確保しにくくなった。 また、従来から観光にも使われてきた京都市バスでも、訪日観光客の増加により運行ダイヤの乱れが慢性化している。2017年に行われた京都観光総合調査では、日本人観光客の46%が京都観光で「残念なことがあった」と回答し、その内訳には「人が多い、混雑」(17.1%)が最多であり、「人が多くて、ゆっくり楽しめない」「バスがいつも満員で混雑していて乗れないことがある」という項目が不満点で続いている。
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