観光上の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 05:00 UTC 版)
帝釈峡はかつて雄橋や神竜湖遊覧船を目当てに集まる観光客で賑わった。大手観光会社のバスツアーなども盛んであったが、1996年落石が頻発するために遊歩道を閉鎖したところ(上記)、旅行会社のツアー企画からも外され、2008年の遊覧船乗船者は35000人とピークだった1995年の半分以下に減少した。広島県が2007年に実施したアンケートではリピーターの観光客は28%に留まっていた。観光地としての魅力アップのために雄橋のライトアップを2003年に実施したところ、広島県が「自然公園法」違反として翌年以降のライトアップを差し止めた。一時途絶えていた「紅葉まつり」を復活させるなど、新しい試みも行われている。遊歩道は通行禁止の1.7kmの区間をバイパスする迂回路2.5kmが開通したが高低差150mの急峻な坂があり眺望も良くない。通行禁止区間の全面開通は多額の費用が必要で予算の目処が立たない状態である。
※この「観光上の問題点」の解説は、「帝釈峡」の解説の一部です。
「観光上の問題点」を含む「帝釈峡」の記事については、「帝釈峡」の概要を参照ください。
- 観光上の問題点のページへのリンク