西洋以外における器楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 09:44 UTC 版)
西洋音楽以外においては、器楽よりも声楽が中心である。 古代文明においても器楽は行われていたと見られ、エジプト文明やメソポタミア文明、古代インドや古代中国、また東南アジアにおいては、合奏形態の器楽が大規模に行われていたと推定されている。 日本の伝統的音楽(邦楽)でも声楽が優勢であり、器楽は非常に少ない。声楽が語りものや歌いものに分かれて非常に多くのジャンルを持つのに対し、器楽は雅楽の合奏曲や箏曲、尺八楽など少なく、それ自体が邦楽の特徴となっている。分類としては少数とはいえ、これらは高度な芸術性を持ち、邦楽の器楽曲でも雅楽の「越天楽」、箏曲の「六段の調」、新邦楽の「春の海」など名曲とされる作品が多く存在する。 インドネシアの伝統音楽であるガムランは、器楽合奏の重要な例である。
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