補酵素と酵素の結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 06:38 UTC 版)
補酵素とアポ酵素(補酵素を欠く酵素のタンパク質部分)はそれぞれ単独では化学反応触媒として機能せず、両者が混在する条件と基質分子が存在することにより、初めて酵素として機能する。補酵素とアポ酵素が結合した機能性酵素のことを「ホロ酵素」という。なお全ての酵素が補酵素を要求するわけではない。 アポ酵素 + 補酵素 ← → {\displaystyle {\overrightarrow {\leftarrow }}} ホロ酵素 補酵素と酵素の結合は一般的にはゆるく、透析などの実験操作によって容易に外れる。結合の強さは一般的に解離定数(かいりていすう・かいりじょうすう)という数値によって示されるが、解離定数の数値によって補酵素であるか補欠分子族となるかの基準は存在しない。
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