補筆版について
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「ピアノ協奏曲第0番 (ベートーヴェン)」の記事における「補筆版について」の解説
管弦楽部を補筆した版としてはスイスのベートーヴェン研究家ヴィリー・ヘスによるものが知られる。1934年に第3楽章がオスロ放送管弦楽団及びヴァルター・フライ(ドイツ語版)の独奏により初演され、全曲版は1943年6月にポツダムでエトヴィン・フィッシャーの独奏により初演され、出版された。ヘス版では第2・3楽章の終結部が加筆・変更されている。 この他にもオランダのピアニストロナルド・ブラウティガム(英語版、オランダ語版)によるもの(BISに彼自身による録音あり)、ボストン大学のジョン・ミッチェルによるもの、ハワード・シェリーによるもの(シャンドスのベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集に収録)などが存在する。ミッチェル版では、第2・3楽章の終結部が草稿本来のものに戻されている。
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