補筆完成版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:28 UTC 版)
「交響曲ホ長調 (シューベルト)」の記事における「補筆完成版」の解説
上述のような事情から、「スコアの空白を埋める」という形で後世に補筆完成版が作られた。オーケストレーションが施されたものでは、フェリックス・ワインガルトナーによるものとブライアン・ニューボールド(英語版)によるものの2種類が存在する。ワインガルトナー版はシューベルトのスコアの音符を大胆に変更しているのに対して、ニューボールドはスコア通りに復元したと主張している。例えば「第4楽章の結末が唐突」として書き変えたワインガルトナーに対し、ニューボールドは無変更で処理している。この他、ジョン・フランシス・バーネット(英語版)によるピアノ独奏のための版もある。
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