装飾の価値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 02:13 UTC 版)
バラの価値はそのときどきの教皇の気前のよさや、その時代の経済状況によって異なる。イエズス会士であったバルダサーリ神父によると (De Rosa Mediana, p.190)、1650年ごろに与えられたバラは、おおよそ13,943ドルと言われる。アレクサンデル7世によって贈られた二つのバラはおおよそのところ、それぞれ22,308ドルと33,462ドルの価値があった。クレメンス9世がフランス王妃に贈ったバラはおおよそ33,462ドルで、3.6キログラム(8ポンド)の重さの金で作られていた。このバラを作った職人の技術はとびぬけて優れており、その職人は8,366ドルを報酬として得た。計39,039ドルの費用をかけてインノケンティウス9世は、3.8キログラム(8.5ポンド)ほどの金を使ったたくさんのサファイアで飾られたバラを作った。19世紀には55,770ドル以上の費用がかかるバラは少なくなかった。
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