表示灯の不具合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 02:49 UTC 版)
「イースタン航空401便墜落事故」の記事における「表示灯の不具合」の解説
東部標準時21時20分にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を離陸したEA401便は、順調に飛行して目的地のマイアミ国際空港への進入を開始した。副操縦士が操縦輪を操作し、機長は交信や降着装置等の操作を担当していた。マイアミ空港付近は晴れており視程は10マイル(約16キロメートル)と良好だったが、月はなく暗闇の中の飛行だった。 着陸のため機長が降着装置を下ろす操作をしたところ、前脚が下げ位置でロックされたことを示す表示灯が点灯しなかった。表示灯が点かない原因として考えられるのは、脚が正常に下りていないか、表示灯が故障したかのいずれかである。機長は脚下げ操作をやり直したが、表示灯はつかなかった。 23時34分05秒、機長はマイアミ空港の管制塔(タワー)を呼び出し、前脚の表示灯が点かないため旋回する必要がある旨を伝えた。タワーは了解し、高度2,000フィート(約610メートル)に上昇して進入管制(アプローチ・コントロール)に無線周波数を合わせるようEA401便に指示した。EA401便はこれを了承し、上昇して空港上空を通過した。
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