術前処置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:03 UTC 版)
全身麻酔が予定されている場合は、麻酔導入時の誤嚥を予防するため、手術前の一定期間は絶飲食となる。また腹腔内の手術などでは腸管内の清浄化を目的に下剤が投与される。手術部位の剃毛がかつては行われていたが、剃毛により皮膚感染が増加することが明らかになり、一部の例外を除いて現在では行われていない。手術室へ入る直前に、気道分泌の抑制、鎮痛、手術に対する緊張の緩和を目的に、抗コリン薬、鎮痛薬、鎮静薬が投与される(これらを前投薬と呼ぶ)場合があったが、最近ではなるべく行わない方向へと進んでいる。
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