行列の固有値/特異値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 05:36 UTC 版)
「ランダム行列」の記事における「行列の固有値/特異値」の解説
行列の性質により固有値の特徴が変わる。 半正定値の行列(ウィシャート行列) → 固有値は非負の実数 λ ≧ 0 対称行列、エルミート行列(ウィグナー行列) → 固有値は実数 λ ∈ R すべての行列要素が独立な行列(ベルヌーイ行列) → 固有値は複素数 λ ∈ C 固有値の極限分布などの理論を組む上で固有値が複素数だと実数のように固有値λkを順番に並べられず都合が悪いため代わりに特異値を用いることがある。特異値は常に非負の実数である。また、m×n(m≠n)の非正方行列を扱う場合は固有値が存在しないので代わりに特異値が用いられる。
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