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藤野渉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 05:24 UTC 版)

藤野 渉(ふじの わたり、1912年4月5日[1] - 1983年5月3日[2])は、日本哲学者名古屋大学名誉教授。

藤野 渉
人物情報
生誕 (1912-04-05) 1912年4月5日
日本 熊本市
死没 (1983-05-03) 1983年5月3日(71歳没)
出身校 京都帝国大学
学問
研究分野 マルクス主義
研究機関 名古屋大学
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略歴

熊本市生まれ、愛媛県出身。1935年京都帝国大学文学部哲学科卒。戦後、名古屋大学文学部助教授教授1976年、定年退官、名誉教授[3]マルクス主義を主として研究した。

著書

編書

  • 『現代思想としてのマルクス主義 ルカーチとの対決』大月書店(現代マルクス主義双書)1959

翻訳

  • ジンメル『芸術の哲学』文進堂 1943
  • ハワード・セルサム『社会主義と倫理』理論社 1954
  • A.ランディー『革命の歴史 マルクス主義と民主主義的伝統』新評論社 1954
  • モーリス・コーンフォース『弁証法的唯物論入門 第3巻 認識論』小松摂郎,理論社編集部共訳 理論社 1955-1956
  • ルカーチ『運命の転回』真下信一,竹内良知共訳 平凡社 1957-1958
  • J.ルイス『マルクス主義と偏見なき精神』真下信一,竹内良知共訳 1959 (岩波現代叢書)
  • G.D.H.コール『政治・教育・倫理 新社会理論』玉井茂,宮本十蔵共訳 誠信書房 1959
  • マルクス『経済学・哲学手稿』大月書店(国民文庫) 1963
  • A.シャフ『人間の哲学 マルクス主義と実存主義』岩波書店 1964
  • ユージン・カメンカ『マルクス主義の倫理学的基礎』赤沢正敏共訳 岩波書店 1965
  • ヘーゲル『法の哲学』赤沢正敏共訳 世界の名著 中央公論社 1967 のち中公クラシックス
  • ユ・エヌ・ダヴィドフ『自由と疎外』青木書店 1967
  • アルフレート・クレラ『疎外とヒューマニズム』青木書店 1967
  • ホレス・B.デーヴィス『ナショナリズムと社会主義』岩波書店 1969
  • A.コージング編『マルクス主義哲学』大月書店 1969
  • アルフレート・クレラ『マルクスの人間疎外論』岩波書店 1972
  • マンフレート・ブール『革命と哲学 フランス革命とフィヒテの本源的哲学』小栗嘉浩,福吉勝男共訳 法政大学出版局(りぶらりあ選書)1976
  • C.B.マクファーソン『所有的個人主義の政治理論』将積茂、瀬沼長一郎共訳 合同出版 1980
  • マンフレート・ブール,ゲールト・イルリッツ『理性の要求 マルクス主義の理論的源泉としての古典的市民的ドイツ哲学』松籟社 1981

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 『人物物故大年表』
  3. ^ 藤野渉教授略歴・業績目録「名古屋大学文学部研究論集」1976-03


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