藤田医科大学医学部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:01 UTC 版)
「遷延性意識障害」の記事における「藤田医科大学医学部」の解説
藤田医科大学医学部脳神経外科では、遷延性意識障害患者に対する意識回復のための治療方法として、脊髄後索電気刺激(Dorsal Column Stimulation)療法と、上位頸髄損傷や中枢性呼吸障害に対する呼吸ペースメーカー(横隔膜ペーシング)療法により、1985年〜2009年まで24年間に下記の患者139人中96人(69.1%)の回復事例が報告された。 外傷による患者64人中、11人(17.1%)は言語理解・意思疎通・経口摂取・随意運動が可能な状況まで回復し、34人(53.1%)は追視・限定的嚥下・感情表出・筋肉の緊張緩和の状況まで回復した。 脳卒中による患者33人中、7人(21.2%)は言語理解・意思疎通・経口摂取・随意運動が可能な状況まで回復し、17人(51.5%)は追視・限定的嚥下・感情表出・筋肉の緊張緩和の状況まで回復した。 低酸素脳症による患者42人中、5人(11.9%)は言語理解・意思疎通・経口摂取・随意運動が可能な状況まで回復し、22人(52.4%)は追視・限定的嚥下・感情表出・筋肉の緊張緩和の状況まで回復した。
※この「藤田医科大学医学部」の解説は、「遷延性意識障害」の解説の一部です。
「藤田医科大学医学部」を含む「遷延性意識障害」の記事については、「遷延性意識障害」の概要を参照ください。
- 藤田医科大学医学部のページへのリンク