藤田光学工業とは? わかりやすく解説

藤田光学工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:00 UTC 版)

藤田光学工業(ふじたこうがくこうぎょう)は日本にかつて存在したレンズメーカー、カメラメーカーである。

1928年レンズメーカーとして出発した。1954年4月に6×6cm判一眼レフカメラの試作を始め、1955年量産試作に入り、1956年3月アメリカ向けにカメラ名カリマーレフレックス(Kalimar Reflex)、レンズ名カリガー(Kaligar )で生産を開始し、輸出した。1957年11月日本国内向けにフジタ66として発売した。

カメラ製品一覧

120フィルム使用カメラ

フジタ66シリーズボディー

6×6cm判一眼レフカメラ。二眼レフカメラを縦に圧縮したような形状。

  • フジタ66ST型(1957年11月発売) - セルフコッキング。シャッターは布幕フォーカルプレーン。シャッターボタンを離すとミラーが復帰する。セミオートマット[1]
  • フジタ66SL型(1958年9月発売) - 1/5、1/10秒のスローシャッターを装備した[2]フジタ66ST型のスローシャッター装備改造も受け付けた[1]
  • フジタ66SQ型(1964年9月発売) - ミラーがクイックリターン式となった[1]

フジタ66シリーズ用レンズ

  • フジター52mmF3.5 - 6群6枚[3]。中型カメラで最初のレトロフォーカス型レンズであった。非常に優秀[2]
  • フジター80mmF3.5 - 3群3枚[3]。ソフトで一般向きではないが不思議な描写をする[2]
  • フジター150mmF4 - 4群5枚[3]。ゾナーには及ばないがゾナーより逆光には強い[2]

レンズ製品一覧

脚注

  1. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』p.120。
  2. ^ a b c d 『銘機礼賛2』p.65。
  3. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』p.119。

参考文献

  • 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』朝日ソノラマ
  • 田中長徳『銘機礼賛2』日本カメラISBN 4-8179-0006-7

藤田光学工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:04 UTC 版)

M42マウントレンズの一覧」の記事における「藤田光学工業」の解説

藤田光学工業が製造したレンズブランドは「フジタ」(Fujita )、「フジター」(Fujitar )。 HCフジター35mmF2.5 - 5群7プリセット絞りフジタ35mmF2.5 - 5群7プリセット絞りPCフジター35mmF3.5 - 5群5プリセット絞りPCフジター135mmF2.5 - 3群5プリセット絞りHCフジター135mmF3.5 - 3群4プリセット絞りフジタ135mmF3.5 - 3群4プリセット絞りHCフジター135mmF4.5 - 2群4プリセット絞りHCフジター400mmF5.5 - 2群4プリセット絞りフジタ400mmF5.5 - 2群4プリセット絞り

※この「藤田光学工業」の解説は、「M42マウントレンズの一覧」の解説の一部です。
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