薄熙来裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 21:16 UTC 版)
2013年7月に薄熙来に対して、遼寧省時代の職務に絡んだ約2000万元(約3億2000万円)の収賄罪と約500万元(約8000万円)の横領罪、重慶市共産党委員会書記時代の英国人実業家殺害事件に絡む職権乱用罪で起訴されたことが発表された。同年8月22日から山東省済南市の裁判所で裁判が開かれたが、この裁判においては当初は罪を認めると見られた薄熙来が証人質問で検察側証人から自らに有利な証言を引き出すなど、異例の裁判となった。例えば薄熙来に賄賂を送るため妻と子(薄瓜瓜)に便宜を図ったとされる経営者に対しては、 薄:あなたは瓜瓜に航空券やクレジットカード、セグウェイ(自立型スクーター)を与えたことを私に言ったことがあるか。証人:ない。薄:(瓜瓜と友人の)アフリカ旅行については? 費用を出してくれたそうだが。証人:ない。薄:事実に忠実な証言に感謝する。谷開来への高価なプレゼントや瓜瓜への高価な腕時計について、私に話したことは?証人:ない。 と収賄に自分が関与していたことを否定する証言を検察側証人から引き出している。 しかし同年9月21日に薄熙来に無期懲役が言い渡され、同年10月25日に確定した。
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