蒸気路面鉄道時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 06:24 UTC 版)
「ナウムブルク市電」の記事における「蒸気路面鉄道時代」の解説
ナウムブルクを走る公共交通機関として道路の上を走る鉄道路線を建設する計画は19世紀後半以降馬車鉄道(1866年)、路面電車(1885年)など多数考案されたが戦争や財政面を理由に実現する事はなかった。1889年のスチームトラムを用いた非電化の路面鉄道建設案についてもナウムブルク市の財政難により公営路線として開業する案は却下されたものの、1892年の大規模なタウンミーティングにより、民間企業のナウムブルク蒸気路面鉄道株式会社(Naumburger Dampfstraßenbahn A.G.)が設立され、早期の建設の結果同年9月15日から営業運転が開始された。 だが、利用客数や収益が当初の見込みを大幅に下回った事が仇となり、1900年にナウムブルク蒸気路面鉄道株式会社は倒産され、所有していた路線はナウムブルク市が引き継ぐ事となった。そして1906年にナウムブルク市議会は路線を電化することを決定し、上記路面鉄道は同年10月25日をもって廃止された。 スチームトラムが牽引する路面鉄道の列車(1903年撮影)
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