蒲生バイパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:53 UTC 版)
改修が行われたとはいえ、坂がきつく、冬期には積雪の多さで交通量の需要に応えられなかった。このため、千谷(新温泉町)と塩谷(岩美町)とのあいだ約8kmを3.8kmに短絡する蒲生バイパスが建設されることになった。 バイパスの中核をなすのが全長1745mの蒲生トンネルである。このうち兵庫県側が1101m、鳥取県側が644mあり、標高174.5m地点を通過している。バイパスの総事業費は44億7700万円でそのうちトンネルは31億8000万円。工事は1975(昭和50)年にはじまり、1978(昭和53)年12月に開通した。 バイパスの開通によって、新温泉町や香美町など兵庫県美方郡の一帯は鳥取までの所要時間が大幅に短縮され、鳥取市の商圏に組み込まれるようになった。 蒲生バイパス 3.8km 兵庫県新温泉町千谷・蒲生トンネル間 743.5m 蒲生トンネル 1745m 蒲生トンネル・鳥取県岩美町塩谷間 1311.5m
※この「蒲生バイパス」の解説は、「蒲生峠」の解説の一部です。
「蒲生バイパス」を含む「蒲生峠」の記事については、「蒲生峠」の概要を参照ください。
- 蒲生バイパスのページへのリンク