菩提寺_(むつ市)とは? わかりやすく解説

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菩提寺 (むつ市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 08:13 UTC 版)

菩提寺
所在地 青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
山号 釜臥山
宗派 曹洞宗
本尊 地蔵菩薩
創建年 貞観4年(862年
開基 (伝)円仁
中興年 大永2年(1522年
中興 聚覚
別称 恐山菩提寺
札所等 津軽三十三観音霊場番外
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山門

菩提寺(ぼだいじ)は、青森県むつ市恐山にある曹洞宗寺院恐山菩提寺とも称される[1]本坊円通寺が勤めている[1]

概説

本堂

開山期間は5月1日から10月31日で、毎年7月20日から24日に恐山大祭が行われる[1]。恐山は死者霊魂が集まる場所と信じられており、恐山大祭ではイタコの口寄せも行われる[1]

境内の宇曽利山湖寄りには噴気や温泉の湧出があり、賽の河原極楽浜と呼ばれる地形がある[1]。境内には4つの温泉があり、共同浴場として利用されている[1]

歴史

創建年代などについては不詳だが、寺伝によると、862年貞観4年)天台宗の僧円仁がこの地を訪れ、創建したと伝えられる[2]。その後衰退していたが、1522年大永2年)曹洞宗の僧・聚覚が南部氏の援助を受け、円通寺を建立して恐山菩提寺を中興し、曹洞宗に改められた。1871年明治4年)には本坊の円通寺に斗南藩(旧会津藩)の藩庁が置かれた。

本尊・地蔵菩薩を祀る地蔵殿

伽藍

  • 総門
  • 山門
  • 地蔵殿
  • 慈覚大師堂
  • 本堂
  • 塔婆堂
  • 薬師堂
  • 八角円堂
  • 龍神堂

祭事

夏と秋の大祭に、イタコと呼ばれる巫女が、死者の霊をこの世に呼びよせる口寄せを行い、故人と現実に逢っているように対話できる「イタコの口寄せ」が行われる[3]

  • 大祭典:7月20日から24日
  • 秋詣り:10月の体育の日が最終日となる3日間(土・日・月)

交通アクセス

JR大湊線下北駅下車、下北交通バスで45分。タクシーで25分。

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f 社団法人 むつ市観光協会 青森県下北半島 霊場恐山 本州のてっぺん”. 社団法人 むつ市観光協会. 2017年11月9日閲覧。
  2. ^ 恐山霊場 / 青森県 観光情報サイト”. 青森県・(公社)青森県観光連盟. 2020年10月5日閲覧。
  3. ^ 恐山大祭/霊場恐山菩提寺の紹介”. 恐山菩提寺. 2020年10月5日閲覧。

関連項目

外部リンク


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