英国のアパートメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:10 UTC 版)
ヨーロッパでは地盤が磐石で、また19世紀より産業革命で都市部への人口集中がおこったため、これらの労働者へ住居を提供するためにアパートメントが発達し、また当時の建物が改築こそされてはいるがそのまま現存・利用されている。 イギリスでは、このアパートメントは通りに沿って建てられた2〜3階建ての建物が横方向には隣家と完全にくっついて、さながら帯のようになってしまっているため、必然的に建て増しは垂直方向にのみ行われた。この結果、木造・モルタル壁などの4、5階建ての集合住宅がロンドン市内には普遍的に見られ、これらは幾度もの所有者の変更により、住宅・商店・宿泊施設(B&B(Bed & Breakfastの略)と呼ばれる安宿など)に利用されている建物もある。 中にはかつての複数戸の横の壁を打ち抜いて連結し、番地的には複数戸から成る一軒の建物や、逆に従来の建物を中で仕切って二軒に分割した物もある。
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