自殺は不処罰であるのに自殺関与が処罰される根拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 17:08 UTC 版)
「自殺関与・同意殺人罪」の記事における「自殺は不処罰であるのに自殺関与が処罰される根拠」の解説
自殺は、未遂も含めて処罰されないのにも関わらず、自殺関与が処罰されるのは何故か、という疑問に対しては、以下のように説明される。 まず、自殺が処罰されない理由として、「自殺は違法な行為であるが、刑法の責任主義の観点から、責任が阻却されるため処罰されない」とする立場と、「自殺を違法ではない、違法性が阻却されるため処罰されない」とする立場がある。 前者の立場は、自殺という違法な行為に関与した者をその共犯として捉え、処罰できると説明される。 一方、後者の立場は、共犯云々とは関係なく、本人には自己の生命を処理する自由があり、生命のあり方を決める事ができるのは本人だけだと考え、他人の意思決定に影響を及ぼし生命を侵害する行為自体が違法となる為、処罰できると説明される。
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