自己催眠の手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:53 UTC 版)
自己催眠とは、自分自身に催眠誘導を行い暗示を与えることをいう。 自己催眠は催眠誘導を全て自分自身で行うため、クライアント自身で催眠を行う場所や時間を選択できるというメリットがある一方、スムーズなトランス体験をすることが難しく、トランスから睡眠に移行してしまうというデメリットもある。 自己催眠の習得は、他者の催眠誘導によるものと、独学で習得するものに分けられる。 前者の場合、後催眠暗示を用いる。他者催眠を行っているときに「ある特定の合図であなたは催眠状態になる」という暗示を与えておく。クライアントは、自分の好きなタイミングでその合図を行う。すると、後催眠暗示によってクライアントは速やかに催眠状態に移行する。 後者の場合、CDやDVDといった教材を用いて完全に独学で習得する方法や、治療者から基本的な手法を学び、ひとりで自己催眠を習得する方法が考えられる。前者の方法を行う場合、誤った情報が記載されている教材が数多く存在するため注意が必要である。
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