自動車運転免許試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 17:57 UTC 版)
指定自動車教習所における技能検定は技能試験に準じた要領で実施されるが完全に同一ではなく、特に採点基準は大幅に緩和されている。一方運転免許試験場における技能試験(一発試験)での採点は非常に厳格である。受験者1人あたり数分程の運転時間の中で、運転技量、法規理解度、安全運転の習慣性などを総合的に問われており、特に上位免許に該当する技能試験の場合には、試験官の心象を悪くするような運転操作があった場合には即試験中止とされるなど、合格率は非常に低い。 第一種普通自動車免許に関する限り、新規免許取得者中の指定自動車教習所卒業生の占める割合は97%を超え、一発試験での合格者の占める割合は極めて少数である。 なお、技能試験で路上走行が実施される免種(大型免許・中型免許・準中型免許・普通免許、大型第二種免許・中型第二種免許・普通第二種免許)では、第一種免許を取得する場合や、第二種免許を受験する際に技能試験で用いる自動車を運転できる第一種免許を有していない場合は仮運転免許の取得が必要となる。 また、大型特殊自動車第二種免許およびけん引第二種免許は現在、教習に関する規程がないため指定自動車教習所での教習や技能検定は行われていない。したがって必ず一発試験を受験して合格しなければ、免許を取得することが出来ない。
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