聖書から由来とは? わかりやすく解説

聖書から由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 06:01 UTC 版)

教会 (キリスト教)」の記事における「聖書から由来」の解説

教会は、新約聖書コイネー・ギリシア語名詞エクレシア(εκκλησία)」に由来する後期ラテン語聖書ヴルガータでは、ecclesia訳されている。古典ギリシア語において、「エクレシアエックレーシア)」とは、規則基づいて召集され市民会議または立法府などの「政治集会」を指していた。しかし、新約聖書などに使われるコイネー・ギリシア語では、ヘブライ語の「宗教会議」を意味する名詞「カーハール」の意味として使用されるようになった実際にコイネー・ギリシア語七十人訳聖書では、カーハールを「エックレーシア」で訳する例が存在する詩篇 22章22節(マソラ本文)、21章23節(七十人訳))。 このヘブライ語「カーハール」は、七十人訳聖書において名詞「シュナゴーゲー(συναγωγή)」で訳される箇所がある(民数記 16章3節、20章4節)。シュナゴーゲーは、通常ユダヤ教会堂意味するマタイ 4章23節など)。しかし、シュナゴーゲーは、信者集いとしての意味で使用される例がわずかに残されている(ヤコブの手紙 2章2節)。このことにより、教会という語彙は、シュナゴーゲーとして使用する場合、「信者集い」と「典礼使用する建物」と両方の意味を指すことがある

※この「聖書から由来」の解説は、「教会 (キリスト教)」の解説の一部です。
「聖書から由来」を含む「教会 (キリスト教)」の記事については、「教会 (キリスト教)」の概要を参照ください。

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