聖書での用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 08:06 UTC 版)
象牙の塔は、キリスト教において、高潔な純粋さの象徴を指す言葉として伝統的に使われている。この言葉は、雅歌第7章第4節(ヘブライのマソラ本文の第7章第5節)の「あなたの首は象牙の塔のようだ」に由来し、聖マリアの連祷(英語版)の中では、聖母マリアを形容する言葉となっている。ただし、少なくとも12世紀のマリア崇敬の拡大後、この連祷よりも以前からタイトルやイメージを通して象牙の塔が使われていた。また、時として芸術作品にも現れ、特に閉ざされた園(英語版)では聖母マリアと共に描かれている。現代では、この言葉を宗教的な意味で使うことは殆どないものの、この宗教的な意味が、現在の用法へ影響を与えたと考えられている。
※この「聖書での用法」の解説は、「象牙の塔」の解説の一部です。
「聖書での用法」を含む「象牙の塔」の記事については、「象牙の塔」の概要を参照ください。
- 聖書での用法のページへのリンク