聖人のモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 19:01 UTC 版)
「書斎の聖アウグスティヌス (カルパッチョ)」の記事における「聖人のモデル」の解説
一説によると、聖アウグスティヌスは同信会に縁のある同時代の著名人の肖像画ではないかと言われている。書斎に描かれた人文主義的なアンティーク趣味は聖人の書斎に相応しくないため、実在の人物の趣味が反映されていると考えられ、同様に聖人も同じ人物の肖像画となっているのではないかと考えられてきた。候補としては教皇大使としてヴェネツィアを訪れ、同信会に贖宥状を与えたヨハンネス・ベッサリオン枢機卿(Guido Perocco, 1956; Zygmunt Waźbiński, 1968; V. Branca, 1964)とティボリの司教アンジェロ・レオニー二(Augusto Gentili, 1993; 1996)の2人のほか、パオロ・ヴァッラレッソの叔父で美術品や書物のコレクターとして知られるマッフェオ・ヴァッラレッソの名前が挙げられている。
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