翼端結合実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 23:39 UTC 版)
翼端結合実験は、航空機の航続距離を延伸することを目指して翼幅の有効長を増すために浮動パネルを付加するという企画から生み出された。これはグライダーの細長い主翼と同じような理論上の働きをするはずであった。この案は1944年から1945年にかけてドイツで同規模の航空機同士を繋げた実験が実施されたといわれており、その後も第二次世界大戦後にドイツからアメリカ合衆国に渡ってきたリヒャルト・フォークト博士により更なる開発が進められた。1940年代遅くにダグラス C-47A スカイトレインとカルヴァー Q-14B カデットを使用した試験がライト・フィールドで行われた。これら一連の試験でこの案が有望であることが分かり、リパブリック・アビエーション社が更なる調査研究の契約を獲得してティップ・トウ計画が始まった。
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