美人芸妓として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 23:36 UTC 版)
当時の一流芸妓は多くの男性の憧れの対象であり現在のタレント、アイドルに相当する存在であった。谷崎潤一郎は『青春物語』(1933年)の中で萬龍を回想し、当時の一流芸妓の人気、社会的地位は「今の第一流のキネマ・スタア」もはるかに及ばないだろうと記している。。 萬龍は「文芸倶楽部」誌が主催した芸妓の人気投票「日本百美人」で9万票を得て第1位となって注目を集め、絵葉書美人として人気を博した。新聞に「萬龍物語」が連載され、三越のポスターなどにも登場し、「酒は正宗、芸者は萬龍」と流行歌にも歌われるほど評判を呼んだ。もっとも絵葉書屋によると、萬龍は少々鼻が大きすぎるのが唯一の欠点だったという。
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