編纂の目的と内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 07:52 UTC 版)
「ヴィエルコポルスカ年代記」の記事における「編纂の目的と内容」の解説
ヴィエルコポルスカ年代記は、公や王たちの業績を称えるために制作される「ゲスタ・ドクム」(gesta ducum)の一種である。プシェミスウ1世やプシェミスウ2世といった、ピャスト家のヴィエルコポルスカ公が記述の中心となっている。特にプシェミスウ1世は騎士としての資質(防衛戦争でしか戦わなかった)と宗教的な素質(キリスト教徒としての謙虚さと信心深さ)を兼ね備えた理想的な君主であると絶賛している、そのほかにも理想的な君主として、ポーランドのボレスワフ2世(聖スタニスワフ暗殺まで)やボレスワフ3世クシヴォウスティらの名を挙げている。 伝説や歴史的事件とともに、レフ、チェフ、ルスのポーランド建国伝説や、ワルデレとヒルデギスの伝説(ワルタリウス)のポーランド版といえる伝説も語られている。
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