綾ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 10:10 UTC 版)
綾の物語は、初雪と桜が会う1年前の話である。その頃の初雪は衣食住に困っており、アキラという少年に雇われて不良たちへの復讐をおこなったり、学園の剣道場で野宿したりしていた。野宿姿を当時の生徒会長である綾に見つかり、彼女の紹介で初雪はカフェに住み込みで働くようになる。2人が親密になっていく中、初雪は綾とアキラが姉弟であることを知る。 バレンタイン祭という白咲学園の文化祭が始まる数日前。ファントムと名乗る人物から学園に脅迫状が届く。初雪はその内容から、差出人であるファントムはアキラだと考える。バレンタイン祭当日にはファントムを名乗る不審者たちが現れ、学園内で暴動を起こす。ファントムを探す初雪は、剣道場でアキラを見つける。初雪はアキラから、本当に憎いのは不良たちではなく、姉である綾だと告げられる。 綾と恋仲になった初雪は、彼女に自分の身の上話をする。綾に受け入れられて安堵した初雪は、後にアキラの正体を知る。アキラはすでに死んでおり、初雪が出会ったアキラは綾が反魂香を用いて呼び出した幽霊だった。初雪は剣で綾と戦い、綾に取り憑くアキラを消滅させる。しかし、アキラの消滅と共に、綾はアキラが取り憑いていた期間の記憶を失い、初雪のことを忘れてしまう。白咲学園の卒業式当日、初雪は自分のことを忘れてしまった綾が卒業を迎える姿を影から見届ける。
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