統一令(1662年)
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「クラレンドン法典」の記事における「統一令(1662年)」の解説
統一令(英:Act of Uniformity)とは、1662年にイングランド議会で制定された条例。これによりイングランド内の全ての聖職者と学校の教師は、聖公会祈祷書の承認を義務づけられ、すべての儀式と式典で聖公会祈祷書が使用されるべきことを定めた。この結果2000人もの聖職者がこれを拒絶して職を去った。これは「大追放」("Great Ejection")と呼ばれた。 審査律と地方自治体令によって、軍人を含むすべての公職から非国教徒は閉め出された。また、非国教徒はケンブリッジ大学とオックスフォード大学での学位取得が不可能になった。 統一令は議会を規定する法であり、一般の祈りの形式、サクラメントの執行とイングランドの英国国教会の諸々の儀式を定めたものだった。その条項は、統一令修正条令(1872年)によって修正された。
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