経済と国家主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 19:10 UTC 版)
経済的国家主義とは、「国有企業や他の形態による政治機構によって、直接的に、または経済企画によって間接的に、国が経済に介入する重大で合法的な役割を持っている」とする見方を強調するものである。 また、国家的な経済ブロックを経済的国家主義ということもある。国家的な経済ブロックとしての経済的国家主義の語が用いられるようになったのは1930年代になってからのことである。世界恐慌から資本主義国家が切り抜けるため、他国の経済的犠牲をいとわずに自国の経済ブロックの安泰を図ろうとした国際経済関係を指していう。このブロック経済の方向はやがて第二次世界大戦への突入をもたらすことになった。 「国家主義」という用語は時に国家資本主義を指すことがあり、また国家による多量の政治介入によって市場を管理する経済をさすこともある。また、企業・産業を国有化して、国家による統制を強めようとする方式の意味でも使われる。
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