紀本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 17:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動紀 本(き の もと)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。官位は従五位下・肥後守。
経歴
宝亀5年(774年)従五位下・左少弁に任ぜられる。宝亀7年(776年)春宮亮に遷るがまもなく尾張守として地方官に転じた。
桓武朝に入り、天応元年(781年)光仁上皇の葬儀に際して装束司を務める。翌天応2年(782年)2月に陰陽頭に任ぜられ、8月には光仁天皇の山陵地を選定するために、治部卿・壱志濃王らと共に大和国に派遣される。しかし同年9月には肥後守として再び地方官に遷った。
官歴
『続日本紀』による。
- 時期不詳:正六位上
- 宝亀5年(774年) 正月7日:従五位下。7月21日:左少弁
- 宝亀7年(776年) 3月6日:春宮亮。3月29日:尾張守
- 天応元年(781年) 12月23日:装束司(光仁上皇葬儀)
- 天応2年(782年) 2月7日:陰陽頭。9月6日:肥後守
参考文献
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