きしゅうすずめのひえ (紀州雀の稗)






●熱帯アジアや熱帯アメリカが原産です。現在では、わが国でも本州の関東地方以西から四国・九州に帰化しています。水田のそばや沼沢周辺の湿地などに生え、高さは20~40センチになります。茎は地面を這い、節から発根して群落を形成します。7月から9月ごろ、茎頂に二股の花序をだし、疎らに短毛のある小穂をつけます。葯と柱頭は濃紫色です。名前は、1924年に和歌山県で発見されたことに因みます。
●イネ科スズメノヒエ属の多年草で、学名は Paspalum distichum。英名は Knotgrass。
固有名詞の分類
- 紀州雀の稗のページへのリンク