算木による足し算の教え方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:32 UTC 版)
「田籠松三郎」の記事における「算木による足し算の教え方」の解説
田籠はその考えをもとにして、数量的なイメージを直感できる「算木(さんぎ)」という教具を考案した。算木は1から9までの数字を「1から5までの数」と「その組み合わせ」を用い「5個1列」で表すというものだった。たとえば「7+6」では、7を表す算木は「2+5の算木」となり、6を表す算木は「1+5の算木」となる。上段の2と1の算木を合わせて3とし、下段の5の算木同士を積んで10とする。そして「5個2段の10の算木」の上に「3の算木」をのせて13を得る。ただ田籠の方法では算木の区切りが妨げとなって、「十をもって一つのかたまり(単位)とする」という十進位取りを理解させることは、同時代の鈴木筆太郎の教数器や水道方式のタイルに比して劣っていた。
※この「算木による足し算の教え方」の解説は、「田籠松三郎」の解説の一部です。
「算木による足し算の教え方」を含む「田籠松三郎」の記事については、「田籠松三郎」の概要を参照ください。
- 算木による足し算の教え方のページへのリンク