等号付き不等号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:37 UTC 版)
≦ ≧ ≤ ≥ ⩽ ⩾ 「≦」「≤」「⩽」(いずれでも意味は同じ)は左辺が右辺より小さいか等しい(a < b または a = b)ことを示す。「≧」「≥」「⩾」は左辺が右辺より大きいか等しいことを示す。 記号「≦」の初出は1734年ピエール・ブーゲの著書である。 初等教育では <、> の「(等号を含まない)不等号」を先に導入するが、数学一般においては等号を含めた「≦」を先に定義する方が自然な場合が多く、「<」のほうが「a ≦ b かつ a ≠ b」として定義される。 日本の初等教育・中等教育では「≦」「≧」と不等号の下に等号を書く場合が多い。 欧米では不等号の下に一本線を書いた「≤」「≥」や不等号の下に平行な線を書いた「⩽」「⩾」と書く場合が多い。 日本語の読みは文部科学省により「〜は〜以下」、「〜は〜以上」と指導されているが、「小なりイコール」および「大なりイコール」として参照されることも多い。 プログラミングでは「LE (less than or equal to)」「GE (greater than or equal to)」と呼ぶこともある。
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