第9集 作品68
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:41 UTC 版)
1898年から1899年初めに書かれ、1899年に出版。2~3分の小さな曲ばかり。第4曲と第5曲は1899年にグリーグ自身が管弦楽(基本は弦楽合奏だが第4曲のみオーボエとホルンを1本ずつ使用)に編曲している。 水夫の歌輪郭のはっきりした快活な曲。2分の2拍子、ハ長調というのもわかりやすい。 おばあさんのメヌエットおばあさんにしては軽快で動きの激しいメヌエット。 あなたのそばにロマンティックで甘美なメロディ。愛妻ニーナへの想いを綴った曲。 山の夕べ山羊笛を摸す単音のメロディが続き(管弦楽版ではこれをオーボエが延々と吹く)、中間部ではffで最高潮に達する。 ゆりかごの歌ホ長調。アレグロ・トランキラメンテ。pの目立つ曲。グリーグ夫妻はひとり娘をわずか1歳で失った(その後は子供に恵まれなかった)。その子への追想の曲となっている。 憂うつなワルツ
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