第3番 変ト長調 作品42
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「舟歌 (フォーレ)」の記事における「第3番 変ト長調 作品42」の解説
アンダンテ・クアジ・アレグレット 6/8拍子 1885年、舟歌第2番に続いて作曲され、翌1886年、アメル社より出版。初演については不詳である。ロジェ=ジュルダン夫人アンリエットに献呈された。作品の性格は第2番と異なり、より抑制的で洗練された書法となっている。舟歌第3番についてジャンケレヴィッチは、フォーレが変ト長調というフラットの多い調を選んだのは、フェルトのように柔らかでふくよかな響きを求めたからだと述べており、マルグリット・ロンは「もの悲しく優しい旋律は、夢想の柔らかい影を投げかける。(中略)揺れ動くリズムは、歌うフレーズとともに、作品に生命を与えている感覚の明らかな自在さの中に飛翔していく」と述べている。
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