第2章「文化祭再び」
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「アグネス白書」の記事における「第2章「文化祭再び」」の解説
光太郎は相変わらずしーのの電話にはだんまりを決め込み続ける。しかしある日光太郎が里崎指揮のコンサートのチケットを送ってきた。しかしその日は徳心最大のイベントである文化祭の2日目であったのだ。なんとしてでも仲直りしたいしーのは、光太郎に万障繰り合わせて行くと伝えたところ、とたんに光太郎の機嫌はなおったのであった。一方で、中高合同文化祭実行委員会では大変なことになっていた。高等科生徒会長の成田志津子が昨年の雪辱を果たそうと、中等科に対して高等科がごり押しで日程などを押し込み、中等科は極端に不利な状況になってしまったのだ。しかも昨年の中等科の主勢力であった現高等科4年生たちは高劇などからも排除されていた。かつての仲間である中等科生徒会会長である律子に頭を下げられ、三巻は会長に対する反感もあり、中等科に協力することを約束する。三巻は憧れの丸井さんをはじめとする生徒会に反感を持つ高等科のスター達を集め、協力を要請したのであった。その肝は、最大の目玉である中劇を2日目の夕方に持ってくることにし、その前に中劇出演者を囲む会を開催して客を事前に集めてしまおうというものであった。そのために高等科の有名人でもあるしーのとマッキーに集客のためのサクラとなることを三巻は命ずるが、それはまさに光太郎との約束の時。本来は文化祭を抜け出すことが違反であることもあり、三巻に押し切られたしーのは慌てて光太郎に電話をかけるが、それと察した光太郎のだんまりが始まり、しーのは何もいえなくなってしまった。中劇は大成功に終わり、それ以外にも高等科スターを動員した三巻の計画も功を奏し、文化祭は近年ないくらいの中等科圧勝となった。しーのは三巻達に拘束され続けてコンサートには行けず、最終日に女性を連れてやって来た光太郎からは「恋人はじき他人になるが、友人は一生涯友人」といわれ、そっけなくされてしまう。そしてしーのは最後まで三巻のいうままに動き続けてしまうのであった。
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