第2曲 春
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 17:31 UTC 版)
原題は原曲ともに Våren である。ペータースから出版の際、初版では Der Frühling とドイツ語訳されたが、再版の際に詩の内容を暗示するため Letzter Frühling (最後の春)と改題された。これが誤訳されたことから、日本では「過ぎにし春」あるいは「過ぎた春」の題名で呼ばれることもある。 原曲の詩は、その年の春の到来を、自分にとっては最後の春であろうという感慨とともに眺める、という内容である。グリーグの代表的な歌曲の一つであり、1894年に管弦楽伴奏版も作られている。 原曲は4節からなるが、そのうち第2節を用いて編曲しており、こちらも主題旋律が2回繰り返されるだけ単純な構成となっている。
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